![]() | アランフェス協奏曲 パコ・デ・ルシア (2000/04/01) ユニバーサルインターナショナル この商品の詳細を見る |
フラメンコの巨匠であり、最高のギタリスト、パコデルシアがクラシック畑に進出です。はじめに思ったのは、この人(というかフラメンコギタリスト達)は譜面とは縁のない人たちなので、どうやって覚えたのだろうか、と言うことだ。一所懸命耳コピしたのかなぁ、とかパコデルシアが耳コピしている姿を思い浮かべてしまった。ま、普通に譜面読んだのでしょうが。
残念なことに、録音があまり良くないように感じた。せっかくのオーケストラの音の広がりがないというか。パコのギターの音もいまいち。目の前にマイクを二本立ててただとりました的な音に聞こえてしまう。ライブなので仕方がないのかもしれないが、もう少しいい音でとってほしかったな。ま、そのせいで目の前でやってる感があるので、よしとしよう。
さて、感想を述べると、やはりパコデルシアはパコデルシアであるな、と。何枚かアランフェスのCDを持っているが、ぱっと聴いて、これは誰々だ、ってすぐには分からないのだけど、これは間違えようがない。若干丸みがかった音ではあるが、キレのいい音であるし、フレージングである。紛れもないフラメンコである。
第一楽章、第三楽章では縦横無尽に弾きまくり、有名な第二楽章ではためてしっとりと泣き、大いに盛り上がる。クラシックのギタリストはリズムをあまり重視せず、音の強弱等駆使して表情を出しているように思う。(決して良くないって言いたいわけではない。それもいい。)パコの場合は、フラメンコギタリスト故かリズムがかなり強調されているように感じます。その中でもうまいこと表情を出しているし、オケにも違和感なくとけ込んでる。巨匠たる所以でしょう。ロドリーゴの思い描いたアランフェスとは全く違う、でも最高のアランフェスなのであろう。
Concierto de Aranjuez(アランフェス協奏曲)
1.Allegro con spirito
2.Adagio
3.Allegro gentile
IBERIA(組曲「イベリア」より)
4.Triana
5.El Albaicin
6.EL Puerto


